メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームの対策、きちんと考えられていますか?
まさか、多少肥満気味なのに「自分には関係ない!」なんて考えては
いませんよね?

メタボリックシンドロームという言葉を最近よくテレビで見たり、ラジオで
聞いたりするようになりましたね。最近では『お腹の周りに余分な脂肪
がつくと体に良くない』というレベルの知識はみなさん、お持ちだと思い
ます。

でも、メタボリックシンドロームとは具体的にどんな状態・状況のことを
言うのか、何故、体に良くないのか、どんなふうに対応したらいいのか、
きちんと答えられる人は案外少ないようです。

メタボリックシンドロームはお腹や内臓の周りに脂肪が溜まった状態が
原因になって、他のいろんな病気の引き金を引いてしまう恐ろしい状態
のこと。肥満は、大きく分けると2つのタイプに分かれます。

その1つがお腹の中の内臓の周りに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」
もう1つが、下腹部や腰、おしり、太ももの周りの皮下に脂肪が蓄積する
「皮下脂肪型肥満」です。

メタボリックシンドロームの対策は、「内臓脂肪型肥満」、「皮下脂肪型
肥満」ともに必要です。このうちより厄介で気が付きにくいのが内臓脂
肪型の肥満。これは、一見、あまり太って見えないことが多いのですが、
実は高脂血症や高血圧・糖尿病を引き起こして動脈硬化を進める原因
になることがわかってきました。

メタボリックシンドロームとは、一つひとつは軽症でも、こういった「内臓
脂肪型肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病」など、動脈硬化を進めるリス
クを複数併せ持った状態のことを言います。

まず、動脈硬化の面から見ていきますと、真っ先にあげられるのが虚血
性の各疾患、具体的には心筋梗塞や狭心症などの心臓の血管が細く、
または詰まってしまうための心疾患、これが脳に現れれば脳梗塞、逆に
脳の血管がもろくなると脳出血や脳卒中など、なんとも聞いただけで青
ざめてしまうような怖い病気とかかわりを持つ可能性が高まります。

また、糖尿病(耐糖能異常・ブドウ糖負荷試験などの数値も参考にした
場合の糖尿病をここでは考えています。空腹時血糖値のみでははっき
りと状況が把握できない場合があります。)の観点から見ても、同じよう
に各種疾患への抵抗性の低下とともに、血管系の問題を引き起こしま
す。

また、特に内臓脂肪の蓄積は、脂肪細胞から分泌される様々な良い因
子のなかでもアディポサイトカイン、特にアディポネクチン(抗動脈硬化の
働きを持ち、糖尿病や動脈硬化を防いでいる大切な分泌物質と考えられ
ています。)の分泌を阻害し、そのために血栓(血管の中で血液が固まっ
てしまったもの)ができやすくなったり、インスリン分泌異常を引き起こした
りするのではないかとも、最近では考えられ始めています。


メタボリックシンドロームの対策

メタボリックシンドロームの対策には色々考えられますが、何よりもまず 食事に気を付けることと、また適度な運動をすることが非常に大切です。 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積と、それを基盤としたインス リン抵抗性及び糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧を複数合併するマ ルチプルリスクファクター症候群で、動脈硬化になりやすい病態です。 メタボリックシンドロームの対策が必要な人達は厚生労働省の平成16年 国民健康・栄養調査によると、40歳から74歳の男性2人に1人、女性の5 人に1人がメタボリックシンドロームが非常に強く疑われるかあるいはそ の予備群と考えられ、日本の同年齢における有病者数は約940万人以 上、予備群者数は1020万人、併せて約1960万人以上と推定されていま す。ものすごい数ですね。 メタボリックシンドロームの診断基準は前回説明したとおり、腹囲が男性 で85センチ以上、女性で90センチ以上であることが、メタボリックシンド ロームの条件となります。また脂質が中性脂肪150mg/dl以上、又は HDLコレステロール・40mg/dl未満の人A空腹時血糖・110mg/dl以上の 人B収縮時血圧(最高血圧の方)が130mmHg以上、または拡張期血圧 (下の血圧)が85mmHg以上またはこれら@からBまでのうち2つ以上が 当てはまる場合にメタボリックシンドロームと診断されるのが通例です。 メタボリックシンドロームでは、虚血性心疾患(心筋内の血管が詰まり、 心臓が十分に機能するたの血液が心臓自体に供給されない状況)、脳 血管疾患などの動脈硬化症疾患を発症する可能性が非常に高くなりま す。そのため運動習慣を付けることの徹底や食生活の大幅な改善、食 事自体のバランスと量の再考など、生活習慣の改善により内臓脂肪を 減燃焼・減少させ、それらの発症リスクの低減を図ることがどうしても必 要です。 長生きするにはそれなりの準備や、我慢も必要ということですね。
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