メタボリックシンドロームの対策にはメタボリックシンドロームに着目した
健診と、それによる本人の自覚が絶対に不可欠です。現在、生活習慣
病の患者さんやその予備群が増加しており、生活習慣病が死亡原因
の約6割、国民医療費の約3割を占めています。このため生活習慣病の
予防、特に、健診による予備群の早期発見と対処の徹底が何よりも重
要とされています。
メタボリックシンドロームは内臓脂肪型の肥満が生活習慣病の共通の
原因となっていることから、厚生労働省は平成20年4月から40歳以上を
対象にメタボリックシンドロームに着目した健診・指導等を行う指針を打
ち出しています。これにより、平成27年度には平成20年に比べて糖尿
病等の生活習慣病の有病者・予備群を25%減少させることを目標とし
ています。
メタボリックシンドロームは過食や飽食などの乱れた食生活、極端な運
動不足などの長年に渡る不健康な生活の蓄積がその背景にあることは
間違いのないと思われます。皮肉にも便利で豊かになった生活が本人
の体にとっては不健康な生活習慣だった場合には、命を脅かしかねない
病気の温床であると最近のデータがはっきりと物語っています。最近は、
内臓脂肪蓄積肥満の低年齢化も懸念されています。
メタボリックシンドロームの対策は子供から大人までの全世代の全ての
人に渡って、気をつけねばならない最優先課題といえるかも知れません。
年齢云々ではなく、日ごろから健康に気を使い、自分の体に一体何が最
良なのかを考えて過ごす習慣を付けることが大切です。